寝台特急「サンライズ出雲」で駅弁が買えるウラ技 新見市内の弁当業者が駅ホームに届けてくれる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

昨年、お盆の時期に、初めて臨時便の寝台特急「サンライズ出雲91号」(下り)に乗った。そのとき、実際に駅弁を買う体験をした。2025年も臨時便は年末年始、GW、お盆などの繁忙期に設定されている。まずはこちらの臨時便サンライズの説明からさせてもらいたい。

8番線の列車案内表示器に「サンライズ出雲91号」の表示(筆者撮影)

通常の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」は、瀬戸と出雲、それぞれ7両編成が2つつながって14両編成で走り、岡山で分離(または連結)をする。しかし臨時便は出雲市行きのみで、単独の7両編成で走る。つまり岡山で切り離しもないし、それに伴う長時間の停車もない。

一番大きな違いは、その乗車時間だ。通常の寝台特急「サンライズ出雲」下りは、東京駅の9番ホームから21時50分に出発し、終点の出雲市駅には翌朝10時に到着する。乗車時間は約12時間。

臨時のサンライズは乗車時間が15時間超え

ところが臨時列車の「サンライズ出雲」下りは8番ホームから22時21分に発車し、出雲市駅に到着するのは翌日の昼過ぎ、13時40分。通常のサンライズより、3時間20分も長く、乗車時間はなんと15時間20分となる。ちなみに上りはもっと長い。

なぜそんなに時間がかかるのかというと、ほかの列車のダイヤに支障がないよう運行しないとならないからだ。つまり、定期列車を優先的に走らせないとならないため、途中での停車回数も多く、通常は停車しないような駅や信号所で長時間停まる。そういうマニアックなことからも、この便は鉄道ファンの間で大変人気だという。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事