「外観は怪しい、でも中は豪華」、映画『国宝』の撮影地で話題に!《大阪・十三の老舗キャバレー》が人気の背景
大ヒットとなっている映画『国宝』を観ていて、劇中に出てくる、ある場面が強烈な印象として残った。なぜなら、その舞台は筆者がかつて社交ダンスのパーティー会場として訪れた、グランドキャバレー「グランドサロン十三」だったからだ。
同店は1969(昭和44)年創業の老舗キャバレー。2代目オーナー・宮田泰三さんが2021年から、営業時間外を利用した貸会場事業をスタートしたところ、昭和にタイムスリップしたかのような空間が人気を呼んでいるという。
今ではあまり耳にしなくなった”キャバレー”。往年の社交場が、「空間資産」として、なぜ今盛り上がりを見せているのだろうか?
今では実現不可能な内装の数々
グランドサロン十三の外観は心が躍るとは言い難い。ところどころに錆びがあり、初めて訪れる者には抵抗感があるかもしれない。建物の横には大きな黄色い看板があり、「関西一の大型キャバレー」という文字とともに店内のイラストが描かれてあった。


















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