あのNHK気象キャスターは、努力の人だった 夢を諦めなかった女性の試行錯誤の15年

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夢を諦めなかった普通の女性の試行錯誤の15年とは?
創刊以来、Woman typeは「女性のキャリア」について考えてきました。女性が長く働ける基盤を作ろうと、社会全体が動いているものの、女性が仕事を頑張り続けるのは、まだまだ簡単なことではありません。
そこで4周年記念特集では、「女性が働く理由」にとことん向き合うことにしました。女性が長く仕事を続けることが、まだ当たり前とは言いがたい日本。だからこそ、「なぜ働くのか」を考えるチャンスとも言えます。一般論やキレイ事ではない“自分にとっての働く理由”は、これからの人生を導く指針となってくれるはず。一緒に見つけていきましょう。

 

本記事はWoman type(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です

淡々と過ぎゆく毎日の中で、ふっと「何か新しいことを始めたい」と思い立つ。夢に仕事に輝いている女性を見るたびに「自分も変わらなくちゃ」と焦りが募る。だけど、実際に何か新しいことを始めるなど、今の自分を変えることは簡単ではない。多忙な毎日についやる気は流されてしまうし、「もうこの年になったらチャンスなんてない」と気持ちに蓋をしてしまう人も少なくないだろう。

夢を諦めずに自分の道を切り開いた

だが、一歩踏み出した先には、必ず今まで味わったことのない楽しさが待っている。そう教えてくれるのが、気象キャスターの井田寛子さんだ。
井田さんのことを「テレビの中の人」と見てしまえば、華やかな世界で活躍する彼女は自分とは別次元の人としか思えないかもしれない。けれど、井田さんは新卒で放送業界の就職に失敗。1年間、製薬会社で医薬情報担当者(MR)として勤務した後、キャスターへ転身、難関である気象予報士の資格を取得して気象キャスターのチャンスを掴んだ努力の人だ。その後もつねに模索しながら、自分の道を切り開いてきた。

なぜ井田さんは一歩踏み出すことができたのか。これは、特別な能力を持った女性のサクセスストーリーではなく、夢を諦めなかった普通の女性の試行錯誤の15年だ。

次ページ地方局に入局したが、夢を諦めきれず……
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