榮倉奈々はフラットな状態の時に決断をする 次のチャレンジのために大事にしていること
ヒロインの成長を演じる。でも、前作は意識しすぎない
2013年春に公開され、人気を博した『図書館戦争 LIBRARY WARS』。その続編である『図書館戦争 THE LAST MISSION』が、2015年10月10日に公開された。
本を読む自由を守る図書隊の精鋭、特殊部隊(タスクフォース)の新人隊員・笠原郁を演じるのは、第一作に引き続き榮倉奈々さん。その上官役である岡田准一さんとの師弟愛にあふれるやりとりや、時にコミカルな言葉の応酬は、第一作同様に胸をキュンとさせてくれる。
それに加えて今作は、タスクフォースの一員として活躍する笠原郁の雄姿がまぶしい。今作の撮影にあたり、榮倉さんは「1作目よりも責任を感じた」と振り返る。
「前作の郁は、岡田さん演じる堂上教官にしごかれる新人。でも今回は、上官と部下という関係に変わっています。その分、成長した郁を演じたいし、皆さんの期待にも応えなければいけない。でもそう思う一方で、第一作のことは考えすぎないようにもしていました。映画の中の郁が時間の経過と共に成長しているのと同じように、私自身もこの2年半でいろいろなものを見て変わっているはず。第一作と変化を付けようと変に意識せず、今の自分が読んだ脚本を感じたとおりにやろうと心掛けていました」
『図書館戦争』といえば、タスクフォースの面々の厳しい訓練シーンや、銃撃戦を含む戦いのシーンが大きな見どころだ。しかし今回のクランクインは、図書隊の制服やタスクフォースの戦闘服ではなく、私服のシーンだった。