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サンマルクが「お茶」に懸けるワケ "若者のコーヒー離れ"が変えたカフェの新しい形

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店内はモダンアジアンで、カウンター、テーブルを合わせて94席。白を基調としていることもあり、開放感があって居心地が良い雰囲気だ。

店の奥は電源なども備えた1人客のためのスペース。手前のテーブル席のスペースと隔てられているようになっているので、かなり静かだ。作業に集中している人のピリッとした空気が感じられた。

94席だが席の間がゆったりととられており、過ごしやすそう。奥は作業スペースで、静けさが広がる(撮影:大澤誠)

今後の展開を聞いたところ、サンマルクカフェと合わせ拡大を目指しているとのこと。中期経営計画では、2026年までに「サンマルク」にちなんだ309店舗を目標に、その後も年に20〜30店舗は増やしていきたいという。

サンマルクカフェ&茶ブランドに関しては、さまざまな立地で実験的にオープンしていく予定。その過程で、メニューの整理も行っていく。

独自の差別化戦略が成長のカギに

以上、サンマルクカフェをメインに、カフェチェーンに広がるティーカフェブームについて検証してきた。

コーヒー市場が成熟し、若者のコーヒー離れが進む中、ティーカフェは今後も拡大していくと考えられる。そこでサンマルクカフェのウリとなるのが、店内での手作りだろう。とくにオーブンで焼き上げるパンやデニッシュ、スイーツは大きな差別化ポイントだ。

また店舗形態別の構成比はSC(ショッピングセンター)内55%、駅ビル25%、路面店(商店街)15%、路面店(ビジネス街)5%となっており、50坪以上の店も多い。例えばSC内店舗でも今回のように広いスペース遣いをしていれば、特別な時間を過ごすためという、アフターコロナのカフェニーズにも合致する。

滞在時間が長くなればその分、客単価のアップも必要だ。その点でも、サンマルクカフェ&茶の商品はドリンクが720円と従来より高め。従来のサンマルクカフェとはまた別のニーズで、ブランドを補強していく可能性はある。

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