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サンマルクが「お茶」に懸けるワケ "若者のコーヒー離れ"が変えたカフェの新しい形

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サンマルクカフェは最盛期には400店舗以上を展開していたが、コロナ禍を経て減少。現在は284店舗となっている(2025年8月末時点)。

コロナ禍ではカフェの利用スタイルが変化し、待ち合わせや時間潰しのためだけにカフェに入る「機会来店」が減った。都市部やビジネス街から郊外への人流の移動、オンラインミーティングの普及などが理由だ。サンマルクカフェも不採算店舗の退店や業態転換などを図ってきた結果、店舗数がピーク時より100店舗以上減少してしまったのだ。

健康増進法の2020年施行に基づく喫煙ブースの撤去も客数減少の要因となった。もともと男性客が比較的多い業態で、喫煙する客も多かった。そのため、喫煙ブースを全面的に撤去したことで売り上げが減少。新しい客層の開拓が急務になっていた。

「当社の中で新しいことに挑戦したい、変わりたいという思いがあった」(江下氏)

入居SCの改装をきっかけに新業態が誕生

こうして新しいブランドを検討しているさなか、サンマルクカフェがテナントとして入っているイオン相模原ショッピングセンターが改装することになる。「新しい業態を入れてほしい」という施設からの依頼を踏まえ、「サンマルクカフェ&茶」が誕生した。

同店は駅に近いうえ、周辺には住宅地や大学があり、幅広い客層が見込める立地。もとあったサンマルクカフェも10年ほど営業してきており、なじみ客もついていた。挑戦がしやすい一方で、大きく変えると既存客が離れてしまうリスクもあった。

これらの要素を鑑みて、新ブランドの1号店は「お茶を充実させたサンマルクカフェ」となった。

「サンマルクカフェ&茶」では1割近くがオリジナル商品(撮影:大澤誠)

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