3車種に共通するのは、115mm拡大した室内長、収納スペースを増やしたインストルメントパネル、車体下部の様子が透けて見えるような「インビジブルフードビュー」、Googleを搭載した12.3インチディスプレイのインフォテイメントシステムなど。
日産自動車のプレスリリースには、「室内長は前型より115mm拡大し、クラストップとなる2315mmを実現」「後席ニールームについても前型同様クラストップの795mmの広さを確保」「クラストップの荷室最大長675mmを確保」「(スライドドアは)クラストップとなる650mmの開口幅を確保」「後席もクラストップの最大320mmスライド」と、「クラストップ」の文言が並ぶ。


パワートレインは軽自動車の定番である自然吸気とターボが用意されるが、先代で採用したマイルドハイブリッドシステムは廃止になるという。
コストと性能のバランスを図ったものと思われるが、とくに自然吸気エンジンを購入検討する際には試乗をして、パワー感を確認するとよさそうだ。
デリカミニでは、カヤバ製の「Prosmooth®(プロスムース)」ショックアブソーバーを採用し、4WDではさらに専用チューニングを施すなど、価格よりも個性やクオリティを求めた仕様となっている。
また、「軽自動車として初めて」という、エンジンレスポンスやASCなどの制御をチューニングする5つのドライブモードも、デリカミニ専用だ。
「かどまる四角」と「モダンで親しみやすいデザイン」
内容面では共通性の高いルークスとekスペースであるが、デザインはそれぞれに個性が追求されており、いずれも凝った2社の覇気を感じるものだ。

ルークスは「かどまる四角」をモチーフとし、フロントマスクやリアコンビネーションランプ、ホイールなどを統一。現行のトヨタ「シエンタ」のデザインモチーフである「シカクマル」と同じ方向性であるが、ルークスはどこか歴代「キューブ」を思わせる。

「街中での運転のしやすさと、幅広い世代に親しまれるモダンで親しみやすいデザインを両立させました」というekスペースのデザインは、ルークスよりシンプル。ワイドにつながるヘッドライトとグリルは、初代「ekワゴン」のようでもある。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら