「ルークス/ekスペース/デリカミニ」フルモデルチェンジした日産・三菱の軽スーパーハイトワゴン3兄弟はどう変わったか?

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ルークスよりもシンプルな顔つきのekスペース(写真:三菱自動車)
ルークスよりもシンプルな顔つきのekスペース(写真:三菱自動車)

2本スポークのステアリングホイールを含め、水平基調にデザインされたインストルメントパネルやシートは、細部の形状やカラー、素材で差別化が図られるが、基本的な意匠は共通だ。

フルデジタルとなったメーターパネルや、12.3インチの大型ディスプレイは、上級車種を思わせる。N-BOX、スペーシア、タントという強力なライバルに対して、アドバンテージとなるだろう。

ルークスのインストルメントパネル(写真:日産自動車)
ルークスのインストルメントパネル(写真:日産自動車)

運転支援システムは、インビジブルフードビューと3Dビューを追加した「インテリジェント アラウンドビューモニター」に、新たに交差点の歩行者や対向・交差車両の検知が加わった「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、軽自動車初をうたう「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」、軽スーパーハイトワゴン初という「BSW(後側方車両検知警報)」、さらに後退時に後方を横切る車両を検知する「RCTA(後退時車両検知警報)」などを搭載し、上級車種顔負けのフル装備となった。

NMKV=Nissan Mitsubishi Kei Vehicleの真価

現時点で発表されている価格は、ルークスが「160万円台~」、ekスペースが「約175万~約195万円」、デリカミニが「約195万~約295万円」。

現行モデルの価格は、それぞれ163万7900円~、158万700円~、183万7000円~だから、とくにekスペースのベース価格が大きくアップするようだ。参考までにN-BOXは173万9100円~、スペーシアは153万100円~である。

ekスペースとデリカミニは三菱の主力車種のひとつとなる(写真:三菱自動車)
ekスペースとデリカミニは三菱の主力車種のひとつとなる(写真:三菱自動車)

日産自動車は今、追浜工場の閉鎖決定をはじめ明るいニュースに乏しく、販売も振るわない。5年ぶりのフルモデルチェンジとなったルークスは、日産自動車はもちろん、日産ディーラーにとっても期待がかかる1台となる。

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それは、三菱自動車にとっても同様だ。会心のヒット作となったデリカミニの販売をさらに押し上げ、ekシリーズの代替えも狙う。

新型ルークス/ekスペース/デリカミニは、NMKV=Nissan Mitsubishi Kei Vehicleの真価が問われる重要なモデルとなるだろう。

【写真】どれが好き?新型ルークス/ekスペース/デリカミニのデザイン(48枚)
木谷 宗義 自動車編集者

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きたに むねよし / Muneyoshi Kitani

1981年、神奈川県生まれ。大学卒業後、専門学校で編集を学び、2006年よりフリーランスの編集者/ライターとしてキャリアをスタート。取材・執筆、編集、ディレクション業務のほか、当初よりメディア運営に携わる。現在は自動車編集者として、初心者向けからマニア向けまで幅広く自動車コンテンツの制作やプロデュースを行う。type-e.inc代表取締役。

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