アニメ《タコピーの原罪》が配信限定でも「異例の盛り上がり」見せたワケ。"過酷な現実"描いた本作、人気拡大の秘密は「配信形態」にアリ?
また、本作が配信限定でありながら盛り上がったのは“独占配信でなかった”点も大きそうです。
従来の配信限定作品の多くは、各プラットフォームのオリジナル作品として独占配信となり、しばらくはひとつのプラットフォームでしか視聴ができませんでした。これはトレンドをみてリアルタイムで後追いする人への間口を狭めたり、視聴手段が限られるため“周りにオススメ/布教”しにくかったりする点で、やはりアニメ視聴とは相性が良くないとされています。
一方で本作は、配信限定でありながらもNetflixやプライム・ビデオに加え、幅広いサービスで配信を行ったため、配信開始後も話題と視聴層を広げ続けることができたのでしょう。
盛り上がりを生みやすいアニメの方程式とは?
これらを踏まえると、現状でアニメは以下の順で「盛り上がりを生みだしやすい」といえそうです。
もちろん配信形態だけで作品の盛り上がりは決まりませんし、本作が話題になったのも、国内外で高評価を生むほどの映像化作品であったという大前提があってこそです。しかしアニメに限らず様々な娯楽が溢れかえる現在、届いて欲しい人にいかに作品を届けるかというのも、作品の盛り上がりには欠かせない重要な要素となってきています。
冒頭で“配信限定アニメは話題になるのが難しい”と言いましたが、それは決してこれまで魅力的なタイトルがなかったというわけではなく、単純に届くべき人に届ききっていない部分も大きかったのです。
配信限定作品も、全話一挙公開と独占配信を避けた配信形態であれば、一定の盛り上がりを生むことが本作で証明されました。今後は同様の配信形態で、今期ひいてはその年の話題作ともいえる配信限定作品も登場するようになるかもしれません。
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