60代も!? 「シエンタ・フリード」の購入者データを分析して見えたコンパクトミニバンの意外なユーザー像
それでは、各車種についてどのようなイメージを抱いているのか、購入者の評価を見てみよう。つまりフリードを購入した人はフリードについて、シエンタを購入した人はシエンタについてのイメージをそれぞれ回答した結果である。
フリードで特徴が現れているのは、「カジュアル」「家庭的」「シンプル」である。シエンタもフリード同様に「カジュアル」が高いが、フリードと異なり「かわいい」のスコアも高い。
フリードは、シンプルなデザインで家庭的な印象を得られているので、シエンタ同様「かわいい」イメージを持たれていると思ったが、意外な結果であった。これには、SUVテイストの「クロスター」の存在もあるかもしれない。

フリードはヘッドライトがキリッとしており、ホンダエンブレムの位置するフロントグリルも含め、水平基調のはっきりとしたラインが描かれ、ソリッドな印象。対してシエンタのヘッドライトは丸みを帯びており、フロントグリルも曲線を帯びた大きな口のようになっていることから、柔らかい印象を与えている。

その他の車種を見てみると、ノアは「家庭的」、ヴォクシーは「格好いい」「若々しい」が特徴的に高く出ている。「若々しい」はヴォクシー以外の車種では非常に低い値であるため、ヴォクシーの強みと言えよう。セレナは「先進的」なイメージが強く抱かれている。
実際の「購入価格」はどれぐらいか?
最後に購入価格のデータを紹介する。こちらはカタログやオンライン見積りなどに記載されている金額ではなく、購入者が実際に支払った金額。具体的には「値引き前車両本体+オプション価格」「値引き額」「下取り額」「最終支払い額」の各データを下記に示す。
フリードとシエンタの「値引き前車両本体+オプション価格」はそれぞれ324万円、315万円と300万円台前半。対してステップワゴン、ノア、ヴォクシーは420万円前後、そしてセレナは442万円と20万円ほど高い。
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