週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

60代も!? 「シエンタ・フリード」の購入者データを分析して見えたコンパクトミニバンの意外なユーザー像

9分で読める
  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
2/5 PAGES

そんな中、コンパクトミニバンのフリードとシエンタは共通して60代以上も多く、2車種ともにボリュームゾーンのひとつとなっている。

またミドルサイズミニバンは、フリード・シエンタよりも20代が少し多く、30代がぐっと増える結果に。

ここから、20~40代はファミリー層、60代以上はコンパクトでもスライドドアや3列シートを求める人々が主要な購入層であることが見える。

同時に、「同居している子どもの有無」を確認すると、子どもとの同居率はフリード:66%、シエンタ:56%と6割前後であるのに対し、ミドルサイズはステップワゴン:79%、ノア:76%、ヴォクシー:77%、セレナ:75%と、やはりミドルクラスのほうが高かった。

ステップワゴン e:HEV AIR(写真:本田技研工業)

購入時の想定用途に違いあり

次に「購入時の想定用途」を見てみよう。どの車種でも、最も多いのは「買い物や近所への外出」であるが、フリード・シエンタのほうが、ステップワゴンなどのミドルサイズよりも、少し高い値を示す。

コンパクトゆえに日常使いに適しているためであろう。「家族の送り迎え」「通勤・通学」に大きな差はない。

注目すべきは「6人以上での乗車」で、ミドルサイズのほうが多く選択されている。やはりコンパクトミニバンの3列目は、補助的な位置づけであるといえよう。

フリードとシエンタの比較ではシエンタのほうが少ないが、これは先ほど見たようにシエンタのほうが「60代以上」の購入者が多いことと関係していそうだ。

「小学生以下の子どもと乗車」も同様の傾向を示し、シエンタが最も少なく、その次がフリード、そしてミドルサイズが続く。「キャンプ・アウトドア」での利用は、オーナーの家族構成、そしてボディサイズからミドルサイズが優勢となっている。

次ページが続きます:
【「購入車を気に入った点」は?】

3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象