クルマ社会でモノレール奮闘、沖縄ご当地鉄道事情 戦前にあった“ケービン”の遺構が歴史を物語る

✎ 1〜 ✎ 83 ✎ 84 ✎ 85 ✎ 86
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

奥武山公園駅付近では、プロ野球の公式戦も毎年開かれている沖縄セルラースタジアム那覇もモノレールの車窓から間近に見える。漫湖を横目に国場川を渡ると、いよいよ那覇の中心地だ。

那覇の中心部では、久茂地川に沿って東へ走る。旭橋駅は那覇バスターミナルの最寄り駅。県庁前駅から少し南に入ったところには、沖縄ではいちばんの繁華街・国際通り。国際通りを囲むように走ってから、新都心のおもろまちへ。さらに進んだ首里駅は首里城公園の最寄り駅だ。ゆいレールが2003年に開業した時点での終着駅でもあった。

この記事の画像を見る(8枚)

終点のてだこ浦西駅を目指す

首里駅からは北に進路を変えて、沖縄戦の激戦地にもなった浦添城跡を正面に望んで終点のてだこ浦西駅を目指す。首里―てだこ浦西間は2019年に延伸開業した区間で、開業当時はほとんど何もなかったてだこ浦西駅周辺も、いまやイオンやヤマダデンキが並ぶ商業エリアと化している。

浦添市内 ゆいレール 浦添市
浦添城跡から見下ろす浦添市内を走るゆいレール。2019年の延伸区間だ(撮影:鼠入昌史)
次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事