どうなる新路線構想「神戸のロープウェー」の未来 まやビューラインには再び「存続の危機」も?

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新神戸駅から延びるロープウェーのハーブ園山頂駅(神戸市中央区)と掬星台の間を、神奈川県の箱根ロープウェイのような、たくさんのゴンドラを次々に送り出す形式のロープウェーで結ぶことが望ましいとした。

夜景なども含め、新たな神戸の景観を楽しむための乗り物としても期待できるとみているようだ。

神戸布引ロープウェイ
複数のゴンドラが連なる神戸布引ロープウェイ。右は風の丘中間駅(編集部撮影)
【地図と写真を見る】神戸布引ロープウェイ山頂駅と掬星台を結ぶ「新たなロープウェー」はどこを通る?摩耶山・六甲山のさまざまな公共交通機関の今。まやビューライン(摩耶ケーブル・摩耶ロープウェー)の現在と昭和初期の姿を見比べる

新路線には課題も

報告書に記載された新路線は私有地の上空なども通過するとみられ、現時点で実現するかは未知数だ。とはいえ利便性も輸送力も高い新路線が敷設されるとなると、現在まやビューラインを利用している観光客が一斉に流れることになりかねない。

そうなると再び、まやビューラインは存続の危機に陥るのではないか。地元の市民活動だけで需要が創り出せるのか。やる気が出ないときは、まやビューラインを使って「星の駅」に併設された喫茶店で、神戸港を眺めながら原稿を書くことにしている筆者にとっても、今後の動向は目が離せない。

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山本 学 神戸経済ニュース編集長

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Manabu Yamamoto

1999年に金融情報サービスのQUICK入社。グループの日本経済新聞社や日経QUICKニュースで株、為替、債券、短期市場や企業ニュースなど市場周辺の担当記者だった。2018年に独立してニュースサイト「神戸経済ニュース」を運営開始。神戸市の企業や、兵庫・神戸の経済動向をカバーする。何かと騒がしい兵庫県庁も取材対象だ。

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