「思いがけないお申し出でびっくりしております」絶滅危惧種イヌワシ研究の第一人者が驚愕した理由

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
京津畑交流館で行われた研修会(撮影:河野博子)
京津畑交流館に宿泊したら、寝床にアマガエルがやってきた(撮影:河野博子)

一関市地域おこし協力隊員も協議会メンバー

「真っ暗だった林に光が差し込む瞬間に、達成感を感じます」。放置されたスギ林での間伐作業を振り返り、一関市地域おこし協力隊(大東町京津畑地区担当)の加藤純さん(45歳)は目を輝かせる。

この7月で、一関市地域おこし協力隊員になって丸2年。一関市が「自伐型林業と副業」に特化した隊員募集に応募した。現在、京津畑の山林所有者に提案して作業道を作る日々。市が開催する自伐型林業の研修も受講する。

福島県出身。その前は、静岡県伊豆市で市や県から請け負って間伐などを行う林業関係の会社に7年間勤めた。一関市の地域おこし協力隊の任期はあと1年で終わる。自伐型林業でなりわいが成り立つよう、任期中に自力で副業をみつけなければならない。今、特殊伐採や樹上伐採の技術を身に付けようと、試行錯誤している。

自伐型林業とは、森林の所有者自身や所有者から頼まれた個人が行う小規模な林業のこと。森林組合が山林所有者から委託を受け、大規模な施業を行う従来型に比べ、細い作業道を作って一人で行う自伐型は高額な設備投資をしなくても続けられることから、全国で取り組む自治体が増えている。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事