「うちの生徒は偏差値が低いから⋯」《子どものやる気を失わせる》本当の問題は何なのか

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そのうえで、高田氏が勉強において大事にしていること、それは基礎を徹底的に行うこと。大人が思う「これくらいはわかるだろう」ではなく、その「これくらい」をしっかりと理解しよう、という基礎の徹底だ。

経験があるからこそ低成績や不登校の子どもの気持ちがわかるという(写真:高田さん提供)

「低偏差値の子ども」があっと言う間に伸びる理由

たとえば、高校の場合は中学3年間の内容を総復習して、そこからはじめて高校の内容に踏み込む。そんな基礎を学ぶことを大切にしている。

高田氏自身、特に勉強のできない子どもたちへの理解は深い。それは高田氏自身、小学校では不登校、大学は中退という勉強が決してできなかったという異色の経歴を持つからであろう。

そんな高田氏が自身の経験から学び、現在の教育現場で活かしていることは数多くある。

それが、「学びの森」がただの学内塾ではなく、「学校改革ができる塾」であることにつながっているのだろう。

*この記事の前半
「いじめ、不登校、モンスターペアレントには⋯どう対応する?」ドラマ「御上先生」でも話題《学内塾》の知られざる裏側
松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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