「紙の時刻表のプロ」は経路検索アプリをどう使う? ナビタイムが考えた「鉄道ファン向け新機能」とは

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個人的な話に行きすぎてしまったので、話を戻そう。そんな旅の計画や旅先でのルート決めに欠かせない経路検索のソフト、アプリを制作するメーカーであるNAVITIME(ナビタイム)が主に鉄道ファンをターゲットにした新機能を作ったという。どういった点が鉄道ファンに向いているのか、そしてどういった活用法が考えられるのか。新機能の内容を開発部の伴博之さんに聞いた。

一般的にはこのような行程表を作る人が多い(画像:ナビタイム)

「私自身、さまざまな交通機関を利用して旅行をするのが趣味なのですが、いろんなところに立ち寄りながら出かけることが多いので、こちらの画像のような行程表を出発前にエクセルで作って出かけていました。この行程表をもっと手軽に作成できないかと考えて作ったのが『オリジナルルート』という新機能です」

ナビタイムの駅の時刻表検索をすると、駅を出発する列車が時刻順に表示される。さらに列車時刻のところをタッチすると、その列車の始発から終点までのすべての停車駅の時刻が表示される。さらに停車駅の部分をタッチすると、その駅から出る交通機関の一覧が表示され、そこをタッチすると時刻が表示され……といった感じで表示されていく。この乗り継ぎルートを記録できるという機能だ。

ナビタイムの駅の時刻表検索をすると、駅を出発する列車が時刻順に表示される(画像:ナビタイム)
列車時刻のところをタッチすると、その列車の始発から終点までのすべての停車駅の時刻が表示される(画像:ナビタイム)
停車駅の部分をタッチすると、その駅から出る交通機関の一覧が表示され、そこをタッチすると時刻が表示される(画像:ナビタイム)
こうした乗り継ぎルートを記録できる(画像:ナビタイム)

「作成中のルートの途中の駅から別のところへ向かうといった分岐ルートを作成する際も、ルートを最初から作る必要がありません」

代替プランを手軽に作成できる

例えば、東京から新幹線で岡山まで出て、特急しおかぜに乗り換えて松山へ向かうルートを作ってから、岡山で新幹線を降りずに広島へ出てフェリーで松山へ向かうルートに変更しようと思った場合も、代替プランを手軽に作ることができるという。

代替プランを気軽に作れる(画像:ナビタイム)

「さらにルートクリップという、作成したさまざまなルートを比較する機能もあります。観光地を効率よく巡る、スタンプラリーで効率よくチェックポイントを回りたい、乗ったことのない鉄道路線を限られた時間で最大限乗りたい、といった人に使ってほしい機能ですね」

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