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コメ卸大手・木徳神糧「流通を阻害した事実は一切ない」、足元の業績は好調でも「限定的な事象」と主張する理由とは?

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こうした発言を受け、世間では卸業者に対して「カルテルをして価格をつり上げている」「中抜きして稼いでいる」「わざと在庫を調整しているのではないか」などの批判が広がる事態となった。

木徳神糧は、コメ卸業界に対する意見の中には事実と異なる⾒解や誤解に基づく指摘もあるとして、今回の声明発表へとつながったというわけだ。

好調な業績は“限定的な事象”

小泉農水相が木徳神糧を念頭にして発言をしたかは不明だが、実際に同社の業績は伸びている。

中核の米穀事業セグメントは、2024年12月期通期で売上高965億円(前期比5%増)、営業利益26億円(同10%増)と好調だった。直近の2025年12月期第1四半期(1~3月期)に至っては、売上高311億円(前年同期比27%増)、営業利益19億円(同4.8倍)と大幅な増収増益で着地した。

ただし、木徳神糧はこれを限定的な事象と捉えている。コメの卸売事業はこれまで薄利多売のビジネスで、同社によれば「長年にわたる“コメ余り”の環境下で構造的な低収益体質だった」。そんな中、コメの供給不足が起きて市況が急変し、一時的に利益が急拡大したものと分析している。

コメが安価に手に入らない状況で、卸業者の業績が伸長しているとなれば、国民感情が刺激されるのは必然かもしれない。一方で、営利企業かつ上場企業でもある木徳神糧にとって、利益の確保は重要だ。卸業者としての役割を丁寧に説明し続けることで、ステークホルダーの理解を得ていく必要がある。

本記事の詳報版は、東洋経済オンライン有料版記事「【異例の声明】コメ卸大手・木徳神糧「コメの市場価格をつり上げた事実は一切ない」、足元の業績は好調でも「限定的な事象」と主張する背景とは?」でご覧いただけます。

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