「司法まで掌握することになれば独裁だ」、韓国で台頭する《怪物独裁国家》誕生の危ういシナリオ
(外部配信先ではハイパーリンクや画像がうまく表示されない場合があります。その際は東洋経済オンラインでご覧ください)
危ぶまれる「怪物独裁国家」誕生
6月3日に投開票が行われた韓国の大統領選。「共に民主党」のイ・ジェミョン候補(61)が選出されたことを受けて、同党を熱烈に支持する知人は「当然の帰結。これから韓国は民主主義を回復し新しい大韓民国になる」と興奮していた。
一方、保守派の「国民の力」を支持する知り合いは「悪運だ。ユン・ソンニョル(前大統領)があんなばかげたこと(非常戒厳令)をしなければ政界から退場していたはずの人物が大統領になるなんて、悪運と考えなければやりきれない」とうなだれていた。
「政界から退場していたはず」というのは、イ大統領が土地開発疑惑などで裁判を抱えており、5月1日には二審で無罪となった公職選挙法違反の上告審で差し戻し判決が出たことを指している。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら