韓国「尹大統領」を逮捕できない捜査当局のお粗末 警察とは足並みが揃わず、ツッコミどころ満載
1月7日に尹錫悦大統領への拘束令状が再発布され、大統領公邸前には連日、厳寒の中、弾劾に反対、賛成する双方が集結し、緊張が高まっている。
3日の執行に失敗したオ・ドンウン高官犯罪捜査庁(高捜庁)長は、「2次の(拘束)令状執行が最後という非常な覚悟で徹頭徹尾準備する次第」(京郷新聞、1月7日)と国会で語り、人員を2倍に増やし、高度の訓練を受けた警察の刑事機動隊の投入などを検討していることが伝えられた。また、警察は公邸にいる大統領警護庁職員を特殊公務執行妨害で現行犯逮捕することも念頭に入れていることが報じられている。
尹大統領が執行に応じてこない理由
一方、尹大統領側は一貫して、高捜庁には「内乱罪(国家権力の排除や、憲法秩序などを著しく乱すことを目的として暴動などを起こす)」の捜査権がなく、捜査自体が違法であるという立場から、二次執行にも応じない構えを見せている。大統領公邸には映画さながら車壁が作られ、鉄条網が張り巡らされるなど要塞化している様子がメディアに映し出された。
8日には、野党議員が「尹大統領が公邸から逃走しているという情報がある」と話し、SNSで瞬く間に広がり、大騒ぎに。
しかし、その日、公邸で警護のチェックをしていると思われる尹大統領の姿が進歩系メディアのカメラによって確認されている(大統領室は軍事主要施設を無断に撮影したとしてこのメディアを告発している)。
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