専門職でも"AIに取って代わられる時代"に身につけたい「どこの会社でも通用する」ための9つの要素

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これらのスキルを備えていると、職種や業種を超えた労働移動が実現しやすくなるとされています。

「最後までやり切る力」だって立派なスキル

この「ポータブルスキルの要素」を、「○○力」と言い換えてみます。

このままで大丈夫? 「どこに行っても通用する人」になるために今できること
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たとえば「仕事の仕方」は、課題解決力、情報収集力、プロジェクト遂行力、計画力、ロジカルシンキング力などが挙げられるでしょう。

「人との関わり方」は、コミュニケーション能力や対人折衝力、プロジェクトマネジメント力、傾聴力、調整力と、置き換えることができるでしょう。

この厚生労働省が定義する能力の他にも、「もし別の仕事に移ったとしても活かせそうだ」と自分で思えるものがあれば、それがポータブルスキルです。

たとえば、文章力やWordやExcelスキルも持ち運びできるスキルですし、「最後までやり切る力」だってどこでも活かせる立派なスキルです。

MBAのような、会社であればどんなところでも必要な経営管理のスキルもそうです。英語などの語学もそうですし、最近では統計学などのデータ分析のスキルもこれに入るでしょう。

ビジネスパーソンとして成長し成果を上げるには、自身の職種で活かせる「専門スキル」を磨くことも重要ですが、あまりに専門スキルにこだわりすぎると、変化する環境のなかでは陳腐化のリスクに陥おちいってしまうかもしれません。

変化の時代を生き抜くためには、「ポータブルスキル」を磨くことも意識してみてください。

曽和 利光 人材研究所 社長

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そわ としみつ / Toshimitsu Sowa

株式会社人材研究所 代表取締役社長、組織人事コンサルタント

京都大学教育学部教育心理学科卒業。リクルート人事部ゼネラルマネジャー、ライフネット生命総務部長、オープンハウス組織開発本部長と、人事・採用部門の責任者を務め、主に採用・教育・組織開発の分野で実務やコンサルティングを経験。人事歴約20年、これまでに面接した人数は2万人以上。2011年に株式会社人材研究所設立。現在、人々の可能性を開花させる場や組織を作るために、大企業から中小・ベンチャー企業まで幅広い顧客に対して諸事業を展開中。著書等:『知名度ゼロでも「この会社で働きたい」と思われる社長の採用ルール48』(東洋経済新報社、共著)など。

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