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【薄氷の勝利】ツルハ株主総会でウエルシアとの統合議案がギリギリの可決、反対を主張した海外ファンド・オービスは次の一手を示唆
オービスはツルハの大株主で、「業界再編については支持する」としながらも、今回の統合の枠組みに問題があると指摘。特に、統合比率やイオンによるTOB価格1万1400円がツルハの企業価値を過小評価していると主張した。

実際、イオンは24年に香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントからツルハの株式を1株当たり1万5500円で取得したこともあり、こうした経緯がオービスの統合反対につながっているようだ。
こうした流れを受け、5月中旬には、議決権行使助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)やグラス・ルイスも相次いで、経営統合に反対を推奨する旨のレポートを発表した。
イオンとオービスがツルハ株を追加取得
また総会が近づくにつれて、ツルハ株の取得も過熱していった。
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