危機的状況のJR加古川線「観光路線」になれるか 赤字ローカル線だが大阪・関西万博に合わせ増発

兵庫県丹波市にあるJR谷川駅。大阪・関西万博の期間中、加古川線は西脇市駅との間で1日2往復増便、福知山線は一部の特急「こうのとり」が臨時停車する(筆者撮影)
大阪・関西万博の開幕日は4月13日だったが、この日、兵庫県の中ほどを走るJR西日本の加古川線も1つの転機を迎えていた。
利用が少ない区間で増発
加古川線の中でも利用が少ない西脇市―谷川間で、万博の期間中に電車が増発されることになった。増発便の1番電車もやはり、西脇市駅を4月13日に出発。加古川線はJR西日本の近畿エリアでも最も収益性が低い赤字ローカル線なのに、増発は異例のことだ。なぜ電車を増発するのか。増発してどうするのか。
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