ベンツ、ポルシェ、レクサス…「1000万円以上の新車」を購入した人の実態をデータから分析
その次にはレクサス(1353万円)、BMW(1349万円)が僅差で続き、少し離れてアウディ(1296万円)、トヨタ(1253万円)となっている。ただし、あくまでこれらメーカー全体の平均額ではなく、1000万円以上のクルマの購入者に絞った数値であることに注意したい。
「値引き額」は、BMWとアウディを除き小さくなっており、いずれのメーカーも「値引き前車両本体+オプション価格」に対して1~3%弱にとどまる。対してBMWとアウディは5%程度の値引きである。
値引きは一般的にブランド力や人気、在庫状況に左右される。本記事末尾にて「購入時の比較検討状況」もまとめたので、合わせて確認してほしい。
ボディタイプもパワートレインも特徴的なトヨタ勢
価格の次は「ボディタイプの構成比」を見てみよう。SUVとミニバンで9割を超えるトヨタは、それぞれランドクルーザーとアルファード/ヴェルファイアを示す。セダンは、センチュリーだ。
レクサス、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディはセダンとSUVが中心で、それぞれ3~4割程度ずつをしめる。そこにレクサスとBMWであれば2ドアクーペが、アウディではステーションワゴンが2割程度、存在している。
ポルシェは2ドアクーペが最も多く、オープンカーと合わせると6割近くになる。SUVはカイエンとマカンだ。

続いてパワートレイン別でも見てみよう。ポルシェは8割が、BMWは6割がガソリン車(ICE車)と多く、レクサス、トヨタはガソリン・ハイブリッド車(HEV)が多い特徴がある。
メルセデス・ベンツはガソリン車、ディーゼル車、マイルドハイブリッド車(MHEV)を含むガソリン・ハイブリッド車がほとんど同じ割合である。電気自動車(BEV)に着目すると、アウディのみが1割を越えているが、それでも11%にとどまる。
クルマの使い方を確認するため、保有状況も確認してみると、世帯内での保有台数ではトヨタの「2台以上」の多さが特徴的で、70%の人が2台以上保有していることがわかった。
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