「商談がうまくいかない」を解決する【5W1H】会話術 欧米では特に"Why"と"How"が重視される
自己紹介は、会話の始まりにおいて信頼関係を築くための重要なステップです。
特に異文化間での自己紹介は、文化的なコンテクストを考慮しつつ、相手が安心して話せる環境をつくるための大切なスキルです。効果的な自己紹介の基本は、相手にわかりやすく自分のことを伝えつつ、相手の文化や価値観に配慮することです。
自己紹介の際には、相手の文化に合わせた言葉遣いや内容を選ぶことが重要です。アメリカでは自分の業績やスキルを強調する傾向がある一方で、日本では謙虚さが好まれます。
単なる名前や肩書きにとどまらず、自分自身のストーリーを交えた自己紹介は、相手に親しみやすさを感じさせると同時に、会話のきっかけを提供します。
私は自己紹介の最後にいつも「実は……」というフレーズを使って相手に名前を覚えてもらうようにしています。「実は私は双子です。私の名前は昭人ですが、さて双子の弟の名前はわかりますか?」と言い、続いて「正解は和人です。2人合わせて昭和の人となります!」と締めくくります。
ボディランゲージや視線、声のトーンは、異文化間での自己紹介を円滑にするための重要な手段です。これにより、相手に安心感や信頼感を与えることができます。
商談での会話の幅を広げる「5W1H」のフレーム
日本のビジネスパーソンがアメリカの企業を訪問し、丁寧に名刺を両手で渡しましたが、アメリカ人担当者はそれをすぐにポケットに入れてしまいました。実はよくある光景なのですが、このエピソードは、名刺交換に対する文化的な認識の違いを示しています。
日本では名刺交換が重要な儀礼とされ、名刺自体がその人の分身と考えられます。一方、アメリカでは名刺は連絡先の情報提供手段に過ぎず、その扱いは重視されません。
さらに、日本では会話のはじめに名刺を交換しますが、アメリカやヨーロッパでは、会話の途中や終わりに、必要に応じて名刺を渡すことが一般的です。
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