JR西日本「ワンピース新幹線」なぜ全部が青なのか 広告ラッピング規制どうクリア?担当者を直撃
そんな中でワンピースが選ばれた理由は、魅力的なキャラクターもさることながら、「冒険の旅をテーマとしていて、人をつなぐ旅、地域と人を結び付ける旅といった要素があります」。西日本のさまざまな魅力あるエリアをつなげたいというJR西日本の取り組みと親和性が高い。
「ワンピースの物語と鉄道の旅、新幹線の旅をつなげる」。話し合いの中から企画が無限に広がっていく可能性を感じた。「ワンピースとコラボしよう」。スタッフ全員の意見が一致した。なお、JR西日本は過去にもワンピースのスタンプラリーを実施した実績があるが、今回は無関係。「あくまでゼロベース」で決めたという。

なぜ1編成目は青に?
2024年11月、ワンピース新幹線を運行することを長谷川一明社長が発表し、「海を舞台にしたキャラクターなので、瀬戸内観光のコンテンツにしたい」と意義込みを示した。「万博プラスワントリップ。万博にお越しになった後はぜひ瀬戸内にも足を延ばしていただきたい」。
長谷川社長は全部で3編成導入することも発表した。車両全体が青という第1編成のイメージは明かされたが、第2、第3編成のデザインはその時点では未定。その後、詳細が発表された。4月12日から運行した第1編成は「せとうちブルー号」と名付けられた。車両全体を染める青は塗装である。そこにワンピースのキャラクターたちを多数ラッピングした。白いラインなどもラッピングだ。

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