JR九州の新列車「かんぱち・いちろく」何が違う? 座席や窓など随所に「脱・水戸岡デザイン」
JR九州の観光列車にまた1つ新顔が登場した。4月26日に博多―別府間を結ぶ「かんぱち・いちろく」が運行開始したのだ。
博多と由布院・別府エリアを結ぶ観光列車は複数ある。久大本線ルートではスタイリッシュな緑色をまとった特急「ゆふいんの森」が毎日3往復程度運行する。また、その豪華絢爛ぶりで「ななつ星 in 九州」に匹敵する「或る列車」が土日を中心に1日1往復する。日豊本線ルートでは1週間かけて九州全域を走る豪華列車「36ぷらす3」が毎週日曜日に大分から別府、小倉を経て博多まで運行する。「ゆふいんの森」はスピード重視で所要時間は2時間程度と短い。逆に「或る列車」や「36ぷらす3」は時間をかけて運行し、車内で地元産の食材を使った料理を味わったり、沿線の各駅で途中下車して地元の人たちと交流したりすることに主眼を置く。
人気ルートに新観光列車
「博多から由布院・別府エリアに向かう観光列車はインバウンドに大人気。もう1本投入しようということになった」。JR九州の古宮洋二社長は4月19日の報道公開時のあいさつでこう話した。JRグループの大型観光施策「デスティネーションキャンペーン」が4月1日から6月30日まで福岡・大分両県で開催。投入時期はそのタイミングに合わせた。
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