広末涼子逮捕の裏で噴出した医療従事者の「切実な訴え」長年耐え忍んだ患者からの暴力の実態

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広末涼子さんが看護師への傷害容疑で逮捕されたとの一報が入ったのは、4月8日朝のことでした。

報道によると、本人が運転する車が高速道路で交通事故を起こし、搬送された病院で、広末さんが看護師を蹴ったり腕をひっかいたりなどの暴行をはたらいてケガをさせたため、事故の調査で病院を訪れた警察署員によって逮捕されたというものでした。

広末涼子さん逮捕についての謝罪文(画像:所属事務所のホームページより)

看護師でもある筆者が思わず仕事の手を止めたのは、彼女が逮捕された事実よりもむしろ、「看護師を蹴ったりひっかいたりしたことで逮捕された」という点にありました。

SNS上でも、おそらく医療従事者とみられる人たちが、このことに言及している投稿が多く、「看護師など医療従事者に暴行する人が逮捕されるきっかけになればいい」「世の看護師がどれだけ患者からの暴力に耐え忍んでいるか知ってほしい」などと語っています。

知られざる医療従事者へのハラスメント

今回、ケガを負った看護師は女性で、軽傷とのことですが、ケガの程度や行為の種類に関係なく、医療現場で起こっている患者による暴力やハラスメントは今に始まったことではありません。

ハラスメントが社会問題となって以降、医療現場ではもはや「日常」といえるほど、このような問題は頻発しています。

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