女の出世を阻むのは、女の「隣の芝思考」だ どんな道を選んでも、デメリットにぶつかる

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いずれにしても、自分の選んだ選択肢に自信が持てず、お互いに足を引っ張る現象が、女性たちの間には確かに存在しているのです。しかしながら、どんな仕事につくか、結婚するかしないか、さらには子どもを持つかどうか、より自由に選択可能になった現代だからこそ「自分が選んだ選択が、本当に自分が望んでいることなのか?」ということを常に自問自答していく必要があると感じます。

どの道を選んでも、メリット、デメリットは必ず存在します。人のメリットと、自分のデメリットを比較するのはやめましょう。

まずは確固たる「自己肯定」から

自分が選んだ選択を信じて、そこで有意義に生きることに集中してみることが求められる時代に、私たちはきています。自分が納得する選択肢を選ぶためには、自分の価値観をはっきりとさせることがポイントです。「みんながそうするから」「楽そうだからなんとなく」ではなく、自分が本当はどうしたいのかという思いを大切にしてみることが必要です。

結婚や仕事などの重大なことでなくても、普段の生活の些細なことでもよいのです。「なんとなく」「流行っているから」「身近な人に言われたから」と物事を決めてしまう傾向のある方は、自分自身はどうしたいのかを、少し立ち止まって考える習慣をつけてみましょう。

自分の価値観で物事を決めることができれば、その選択に自信を持ち、自己肯定感が生まれてきます。自己肯定ができれば、自ずと他人の生き方も肯定できるようになってくるものです。そして、お互いを認め合える働く環境が整えば、自然と女性の活躍の場も広がっていくことでしょう。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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