インスタのエンゲージはFacebookの10倍? ファッション・コスメ企業に愛される理由

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2015年8月現在、L2の調査では、人気があるファッション系ブランドの98%がインスタグラムを利用しているという。一方、コスメ系ブランドの95%もアカウントをもっている。ちなみに、おととし2013年10月時点でのファッション系ブランドにおけるインスタグラムの利用率は75%。コスメ系ブランドは78%だった。

2.エンゲージメント率も1年でほぼ倍増

ファッション・コスメブランドによるインスタグラムへの投稿数も増加している。比率だけ見ても、ファッション系は17%、コスメ系は42%と、それぞれに増えた。現在インスタグラムのAPIは、すべての広告主に公開されている。そのため、企業の参入は今後も増え続けるだろう。

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ファッション企業のインスタグラムアカウントにおける「1週間の投稿数(Average posts per week)」と「エンゲージメント(Average absolute engagement by quarter)」の四半期推移

また、ファッション・コスメブランドの場合、他のプラットフォームよりもインスタグラムの方がエンゲージメントやインタラクションが高いという特徴がある。ソーシャルメディアにおいて上位67社のファッション・ブランドでは、1週間のインスタグラム投稿数を8から10に増やすことで、エンゲージメントが77%も増加したという。

「インスタグラムとPinterestとTumblrにおける、規模や再訪率を見ると、インスタグラムが頭抜けていますね」と、L2のインテリジェンス担当取締役のクロード・ド・ジョカス氏は話す。

3.米国外に70%も存在するグローバルユーザー

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各国のBenefit Cosmeticsのインスタグラムアカウントにおける、エンゲージメント率(縦軸)とコミュニティの大きさ(円のサイズ)と成長率(横軸)

インスタグラムのユーザーの70%は、アメリカ国外にいる。したがって、世界的にブランド展開するのに適しているのだ。Benefit Cosmeticsのように、多くの企業は各国専用のアカウントを取得。もしマスカラがアメリカで人気なら、同国のインスタグラムフィードにはそれが反映される。その一方、同時期にアジアのアカウントでは、ファンデーションにフォーカスを当てているかもしれない。「各国独自のインスタグラムアカウント上で、それぞれの国の言葉で話しかけたら、より反応が高くなる」とオールウッド氏は語る。

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