相鉄星川駅、知らない間に「巨大駅」になっていた 駅前に広大なバスターミナル、まるで新幹線駅

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星川駅とその周辺を変えたのは2022年3月末に完了した連続立体交差事業。横浜市が事業主体で、開始は2002年度までさかのぼる。

相鉄本線の天王町―星川間を含めた約1.9kmの区間にあった踏切9カ所の除却を目的とした。星川駅前後の相鉄本線は2017年3月5日に下り線、2018年11月24日に上り線が高架化された。併せて星川駅の駅前広場や周辺の道路も整備が進んだ。

星川駅地上ホーム
地上ホーム最後の夜、上りの終電が去った星川駅=2018年11月24日未明(記者撮影)
【写真】2018年11月の星川駅地上ホーム最後の夜。横浜行きの最終電車が走り去る。天王町駅で未明に実施した線路切り替え工事の様子も

高架下活用した施設も誕生

一方、相鉄グループは全長1.4kmにわたる高架下施設「星天qlay(ホシテンクレイ)」を開発した。

A~Eの5ゾーンに分かれ、星川駅部分のBゾーンには「タリーズコーヒー」やスーパーマーケット「そうてつローゼン」が営業している。2025年3月27日に天王町駅付近のEゾーンの飲食店などがオープンすることで星天qlayは全面開業する。

「いま相鉄沿線で注目を集めやすいのはどうしても相互直通運転の電車が通る区間なので、その分、駅員たちも『そうにゃん』を連れて地元のイベントに参加するなど、星天エリアを盛り上げようと頑張ってくれています」(林駅長)

高架化されてさまざまな施設も誕生した保土ケ谷区の星天エリア。今後は沿線外からの集客策や、相鉄ユーザーに途中下車してもらうための工夫を打ち出せるかどうかが、成功のカギを握ることになりそうだ。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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