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これまで拡張現実(AR)や人工知能(AI)の分野に進出してきた米メタ・プラットフォームズが、次の大きな賭けに出る。AI技術を搭載した人型ロボットだ。
事情に詳しい複数の関係者によれば、メタは人型ロボットの分野に多額の投資を行う。デバイス部門リアリティー・ラボに新たなチームを設け、作業を進めるという。
メタは人型ロボットに関して独自のハードウエア開発を計画しており、当初は家事に重点を置く見通し。より大きな目標は、さまざまな企業が製造・販売するロボットの基礎となるAIやセンサー、ソフトウエアを製造することだという。関係者らは、計画が未発表だとして匿名を条件に語った。
メタは計画について、ユニツリー・ロボティクスやフィギュアAIといったロボット企業と協議を始めている。少なくとも当初は、テスラの人型ロボット「オプティマス」に匹敵するようなメタブランドのロボットを製造する予定はないが、将来的には検討する可能性があると、関係者らは付け加えた。
メタの広報担当はコメントを控えた。
メタは14日、従業員に対して新チームの設置を確認。2月に入り米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車部門クルーズの最高経営責任者(CEO)を退任したマーク・ウィッテン氏が新チームを率いるという。ウィッテン氏は、ゲーム会社のユニティ・ソフトウエアやアマゾン・ドット・コムで幹部を務めた経験がある。
著者:Mark Gurman
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