通学定期を30%値下げ、東急電鉄が3月15日から 子育て世代の沿線居住促す

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東急電鉄

東急電鉄は3月15日から、通学定期券を平均で約30%値下げする。コロナ禍で利用客が減った鉄道業界では近年、運賃引き上げが相次ぐが、東急は子育て世帯に絞った負担軽減を打ち出すことで、グループで展開する商業施設への誘客や、沿線への居住促進を図る。

3月15日以降に発売する通学定期券を、一部区間を除き2~4割値下げする。中学生以上の学生の6か月定期券(渋谷―横浜)の場合、5240円値下げし1万7820円になる。

東急の通学定期券利用者は約23万人。東急は「鉄道利用客が増え、グループの小売店での買い物も増えれば」と期待する。

鉄道業界では、沿線住民の高齢化を見据え、子育て世帯に有利な運賃を設定する動きが出ている。小田急電鉄は22年、小学生の運賃を一律50円とした。富士急行線を運行する富士山麓電気鉄道(山梨県)や、いすみ鉄道(千葉県)も通学定期券の値下げを打ち出している。

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