猫のように自由な心で生きるための重要なヒント 怒らニャい禅語:感情をシンプルに整える60の方法
主人公(しゅじんこう)
目を覚ませ。あなたの中の、本来の「あなた」。
「主人公」という言葉は、禅から生まれました。
もともとは、自分の中にある本当の自分、「本来の自己」を表します。言うまでもありません。それは、仏様と同じ仏性のことです。
あなたには、普段「これが私」と思っている自分の姿があるでしょう。
しかし、「主人公」は、その「自分」とは違います。「主人公」は、迷いやとらわれから解き放たれ、限りない可能性に満ちた存在です。そして、人生の「主人公」になるとは、仏性を輝かせて生きること。つまり、生まれ持った可能性を十分に生かし切ることです。
なぜそれができないのか。それは、人と自分を比べたり、過去や未来ばかりに心を向けたりしているからにほかなりません。
ある高僧は、自分自身に「主人公」と呼びかけて「はい」と答え、「目を覚ましているか?」と尋ねて「はい」と答えることを、繰り返したと言います。
人生という舞台の幕は上がっています。「主人公」である本来のあなたは、目を覚ましているでしょうか?
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冷暖自知(れいだんじち)
真実を教えてくれるのは、自分自身で感じたことだけ。
清流に手を浸して、「わ、冷たい!」と思う人もいれば、「あぁ、心地いい」と感じる人もいるでしょう。
事実はひとつでも、とらえ方は千差万別。その人の状態によって、感じ方はまるで違います。
当然と言えば当然ですが、誰もあなたの代わりに、水の冷たさを感じることはできません。
逆に、あなたが誰かの代わりになることも不可能です。ですから、他人がどう感じているかは、関係ないのです。あなたが自分で体感したことだけが、ただひとつ、あなたにとっての真実です。
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