「35歳、45歳、60歳」で変わる、目のケアの"着眼点" 大切なのは年齢に応じた適切な「食事と運動」

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過剰な糖質を避け、タンパク質やミネラルなどを摂って、全身を若く保つことが大切です。

具体的には、白米ではなく玄米やキヌアなどの全粒穀物を摂ること。魚、鶏肉、豆類、ナッツ、卵などのタンパク質やミネラルを積極的に摂ること。そのほか、アボカド、オリーブオイルなど、良質な油を摂ることも大切です。

冬場は目の「温度調節」にも気を配って

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網膜静脈閉塞症は、60歳以上の方が発症しやすい病気です。視野がかすんだり、歪んだり、視力が低下したりする症状が現れますが、加齢に伴う血管の硬化や、血圧、糖尿病などが原因となるため、食習慣で対策していきましょう。

また、強度の近視の方は、白内障にも気をつける必要があります。

水晶体や毛様体筋は、「温度」の影響も受けます。血流がよくなって体温が上がれば、細胞が柔らかい状態で1日を過ごすことができます。ただし、過度の温度上昇は目へのダメージになるので、ホットアイマスクを長時間着け続けるのは避けましょう。

実際に私も、冬にランニングをしたあとに近くのものを見ようとすると、ピントが合いづらく感じます。冬は屋外の気温が低いため眼球が冷え、水晶体や毛様体筋が硬くなっているからかもしれません。

高齢になるほどかなり早朝に散歩される方がいますが、寒い日は注意が必要です。体温が1℃下がれば免疫力も30%下がるとされており、時期によって朝散歩の時間をずらすなどの工夫をするといいでしょう。

平賀 広貴 株式会社ブライトアイ代表

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ひらが ひろき / Hiroki Hiraga

裸眼視力2.0の日本一目がいい博士。株式会社ブライトアイ代表。

1980年生まれ。2008年東北大学理学研究科化学専攻博士課程修了。株式会社東芝研究開発センターを経て2023年に独立。12歳から科学者を志し勉学に励むも、なぜ自分だけ視力が落ちないのか不思議に思っていた。特許76件、論文15件、第25回井上研究奨励賞や東芝イノベーションアワードなどの受賞13件。

本業の傍ら、人間の視覚や「見る」とは何かを独自に探求し、目と脳、身体をアップデートし続け、「裸眼視力2.0」をキープしている。JAXA宇宙飛行士候補者選抜試験では、その視力の良さに検査員に驚かれた。現在はこの知見を活かし、脳と健康の指導を行っている。長男と次男も視力1.5以上をキープ中。

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