我が子の成績伸ばす「家庭教師」見極めるポイント 塾やオンライン学習など…合うタイプは様々
まず、まだ自立して勉強できない子については、家庭教師ならノートのまとめ方や問題集の使い方、あるいはスケジュールの管理の仕方といった、基本的な勉強のやり方から教わることができます。
また、学校の授業についていくために戻り学習が必要なケースでも、柔軟に幅広く対応できます。個別指導の塾でもそれに近い対応はしてもらえますが、やはり家庭教師のほうが直接子どもと関わる度合いは高くなります。
周りの目がない分「こんなレベルからやり直すなんて恥ずかしい」「ほかの子に遠慮して質問しにくい」ということもなく、自分に合ったレベルとペースで勉強を進められるでしょう。
個人で探す場合は難しいかもしれませんが、ある程度規模の大きい会社に依頼するのであれば、担当講師の学歴や得意科目だけでなく、性格や趣味、教え方の特徴まで細かく要望を聞いて派遣してくれるので、子どもとの相性も確認しやすいでしょう。
講師と生徒の相性を見極める
次に、一人でも勉強できるもののより高いレベルに引き上げてもらいたい子のパターンについてですが、これは講師と子どもの相性が非常にものを言うところです。
たとえば、東大志望の子が東大卒の講師や東大生のアルバイトで家庭教師に来てもらえたとしたら、自分の目標を実際に達成した人から成功につながる指導が直接受けられるので、大きな刺激になるでしょう。自分の勉強法が理にかなったものかどうか、客観的なアドバイスも得られます。
中には「学生のアルバイトなんて信用しにくい」と心配する人もいるかもしれませんが、年の離れた大人より学生のほうが親しみやすい場合もあり、一概にどちらがいいとは言えません。自分の行きたい大学や学部に実際に通っている人や、同じ将来の目標を持っている人など、講師がモデルケースになる場合なら、たとえ学生であっても理想的な相手になるでしょう。
ただし、学生のアルバイトの家庭教師で一つ注意すべき点は、子どもと講師の学力差です。一般的には講師の学力や学歴が高ければ高いほどいいようなイメージがありますが、必ずしもそれが子どもの相性とマッチするとは限りません。
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