損害保険各社による成長投資で、異業種連携が加速し始めている。

東京海上HDの小宮暁社長(右)は小池昌洋次期社長(左)に成長戦略を託す(写真:編集部撮影)
相次ぐ法令違反の発覚や内需の縮小によって転換点に立たされている損保・生保業界。本特集では、業界大手トップへのインタビューをはじめとして、業界の最前線に迫った。
「健康寿命の延伸といったウェルビーイング事業を推進する中で、チョコザップなどでの運動が身体機能にどんな効果をもたらすか。さらに健康診断結果への効果といったデータを蓄積し、個人にカスタマイズした運動指導などにつなげる実証実験に2025年から本格的に着手したい」
SOMPOホールディングスの奥村幹夫社長兼グループCEOは、2024年夏に資本業務提携したRIZAPグループとの連携策について、意気込みをそう語る。
ウェルビーイングに懸ける強い思い
SOMPOが第三者割当増資を引き受けるなど計約300億円の出資に踏み切った背景には大きく2つの要因がある。
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