40代「夫婦関係の壁」との軽やかな向き合い方 小さな違和感やズレが積み重なり壁になる前に
これらをこなしながら、「緊急で重要なこと」(子どもの病気対応や家族のスケジュール調整など)まで対応していたら、「緊急ではないが重要なこと」(理想の夫婦像、家族のミッション・ビジョン・バリュー作成など)は、ついつい後回しになりがち。じゃあ、そんな夫婦は終わっているのか?といったら、そうでもないはず。
仕事、子育て、日々の生活に追われ、オムツを替えながら、宿題を見ながら、生ゴミを捨てる生活を送りながら、現在進行形で「緊急でない重要なこと」を「今」考えて話すのがつらいのよ。それが「夫婦関係の壁」を巨大化させないために重要だとわかっていたとしても、できない。そんな夫婦も多いと思います。
それなら「今」は、石を細かく取り除き「夫婦関係の壁」の巨大化を防ぎながら、夫婦関係の方向性を見つけるための情報収集期間(モラトリアム)にしたらいいのではないでしょうか。
「こんな夫婦でありたい」と、記念日にワインでも飲みながら夫婦で話せたらいいけれど、家事・育児・仕事に翻弄されていて、そんな余裕なんてない。
「日々の生活に追われていて、子どものこと以外話すことなんて特にない。2人で何話そう?」と思っている夫婦もたくさんいますよね。そんな時期は、お互いの情報を収集する「モラトリアム」だと考えればいいのです。
夫婦のモラトリアム的過ごし方
・石は言葉にしてみる(違和感やズレは、とりあえず書いて外に出す、ためない)。
・時々石を取り除く(夫婦で移動中や週末に一番気になっていることを話してみる、LINEで伝えてみる)。
・壁を巨大化させないための情報収集をする(例:お互いの両親の好きなところ、嫌いなところを紹介し合う。お互いの理想の夫婦像がよくわかる)。
「子どもが巣立った後、どんな夫婦でいたいのか」を、今はストレートに話せなくてもいい。だって、モラトリアムだから。
なるべく壁を巨大化させない、石を増やさないことに目を向ける。とりあえずそこに集中すればいいと考えると、少し気が楽になりませんか?
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら