40代「夫婦関係の壁」との軽やかな向き合い方 小さな違和感やズレが積み重なり壁になる前に
小さな「石」が積み重なる「夫婦関係の壁」
「40歳の壁」にぶつかるのは、結婚してから10年前後。いろいろな悩みが小さな「石」となり、積み重なってできてくるのが「夫婦関係の壁」です。
小さな「石」とは、価値観のすれ違い、子育ての方針の違い、家事育児分担の不満、それらを解決せずに放置した違和感やズレなどです。たとえば、冷蔵庫を買い換えたい妻と、それより車を買い換えたい夫で意見が分かれたとします。
妻「日常的に使う冷蔵庫が先でしょう」
夫「いや、家族の思い出につながる車がいいよ」
結局、どちらかが折れるものの、心の底では納得していない。似たようなエピソードは、どの夫婦にも山ほどあるはずです。
結婚生活におけるこういった些末なことを、繰り返しすり合わせて夫婦の絆を深めていくのが理想ですが、すり合わせられないまま「石」として足元に転がっていることもよくあります。
そのまま踏み続けて砂になり、消えていくこともあれば、他の石とくっついて巨大化することもある。さらに厄介なのが、不満という名のセメントが流れ込んで岩盤化したり、自分を守る防波堤にするために自らが石を強固に固めてしまったりすることもあるということ。
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