ホンダ電動化の幕開け、BEV「N-VAN e:」に期待 ガソリン車オーナーとして進化に注目したい

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駆動方式は、全タイプにFFと4WDを設定。また、オートマチックのCVT車に加え、GとFUNには6速MT(マニュアル・トランスミッション)車も用意する。価格(税込み)は、136万5100円~201万6300円だ。

電動化されたN-VAN e:のラインナップ

N-VAN e:の「e: L4」と「e: FUN」
N-VAN e:の「e: FUN」と「e: L4」(写真:三木宏章)

そんなN-VANのBEV版がN-VAN e:だ。ラインナップは、4人乗り仕様車に、スタンダードの「e: L4」と、ファッショナブルな印象を加味した「e: FUN」を設定。また、商用ユースに特化した仕様として、運転席のみの1人乗り仕様車「e: G」と、前席2人乗り仕様車「e: L2」も用意する。いずれも駆動方式はFFのみだ。

ガソリン車でいえば、e: L4はスタンダード、e: FUNは筆者も乗っているFUNグレードに相当。e: Gやe: L2はBEV版のみの設定で、基本的に企業向け。ホンダの法人営業部と新車オンラインストア「Honda ON」での販売限定で、リース契約のみでの取り扱いだ。対して、e: L4とe: FUNは法人だけでなく個人への販売も行っており、ホンダの販売会社「ホンダカーズ」でも取り扱っている。ホンダによれば、N-VAN e:は、実際に個人からの注文も入っているというから、BEV版でも仕事と遊びの両方に活用したいユーザーが一定数いるようだ。

N-VAN e:の外観について

N-VAN e:のリアビュー
N-VAN e:のリアビュー(写真:三木宏章)

N-VAN e:の外観は、従来のガソリン車と大きな差はない。e: FUNは、ガソリンのFUNグレードと同じく、愛らしさも演出する丸目LEDヘッドライトを採用。e: L4やe: G、e: L2は、ガソリンのスタンダード車と同じハロゲンタイプのヘッドライトを装備する。

ただし、BEV版のフロントグリルには、ブラックをベースに白や青、赤などの点模様が入った新型を採用。e: FUNでは左に普通充電、右に急速充電の2つの充電口も新設している(他グレードでは急速充電はオプション)。また、フロントバンパーはやや角張ったデザインに変更。e: FUNでは、ガソリン車FUNグレードの特徴である左右のLEDフォグライトが未装着となったため、パッと見たときに、スタンダード仕様との違いはヘッドライトのデザインくらいとなった。つまり、BEV版の外装は、ガソリン車と比べ、スタンダードとFUNの差別化をより小さくしているといえる。

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