経済低調の中国を脱出して日本に移住する人が増えている。

東京都中央区の晴海(左岸)と勝どき(右岸)。お金を想起させる海近くのタワマンが中国富裕層に人気だ(写真:編集部撮影)
金利上昇基調を受け、不動産は事業会社が戦略的に価値を上げようとする「バリューアッド」という考え方が軸に。一方で、マンションについては「居住価値×資産性」で選別する時代に突入している。本特集では、2025年の年頭に押さえておきたい、最新のオフィス、ホテル、物流施設、データセンター、そしてマンションの最新事情を紹介する。
「東京・江東区や豊島区のマンションを中心に買った。1棟丸ごと買って運用すると収益性が高いことを学んだので、アパート1棟買いも始めている」
1年間に首都圏で23物件を購入
中国と日本の両方に生活拠点を持つ聂志向(ジョウシコウ)氏(43)は2024年の1年間に首都圏で23物件の不動産を購入した。大手投資銀行勤務を経て、現在は中国の入院患者を日本に移送して治療を受けさせる事業を展開する。
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