「麻辣湯」TikTokで"若者女性の食レポ"目立つナゾ どこから火がついた?ガチ中華が抱える課題も

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「七宝」や「楊国福」のほか、最近では高田馬場や池袋北口にある中国語しか通じないような小さな麻辣湯の店を食レポする動画も増えてきている。先日、池袋北口にある麻辣湯の店を通りかかったところ、店内に制服を着た女子高生の姿を見かけて驚いた。

また、TikTokやInstagramなどで投稿されている麻辣湯の動画を見ると、本来中国語では麻辣燙と書くところを「麻辣担」と書いているケースも多く見かけた。おそらくマーラータンの「タン」を担担麺の「担」と勘違いして投稿しているのだろう。

アレンジ麻辣湯が誕生する可能性も

こうした投稿がきっかけとなって担担麺な麻辣湯が生まれたり、ほかにも独創的なアレンジ麻辣湯が誕生することもあるかもしれない。

あるZ世代向けWebメディアでは2025年のトレンドに「麻辣湯の派生」がランクインしており、ガチ中華とはまた違った麻辣湯のトレンドが生まれることも期待される。

麻辣燙 ガチ中華
楊国福以外の中国系の店舗も増えている。アレンジ系麻辣湯も増えていきそうだ(写真:筆者撮影)

ガチ中華を日本人にも知ってもらえるようにとSNSやブログなどで活動してきた筆者としては、デビュー当時から応援してきたバンドがメジャーデビューしたときの気持ちというのはまさにこういうものか、と感慨深いものがある。麻辣湯を入り口にガチ中華の奥深さを知ってもらうきっかけになれば幸いだ。

阿生 ライター

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あしょん / Asheng

東京で中華を食べ歩く会社員兼ライター。大学在学中に上海・復旦大学に1年間留学し、ガチ中華にはまる。現在はIT企業に勤める傍ら都内を中心に新しくオープンした中華を食べ歩いている。(X(旧Twitter)公式サイト

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