すれ違う「80代の親」と「50代の子」お互いの言い分 いつの間にか形勢が逆転しているのは当たり前

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言いたいことを言い、大いにけんかをしたほうがいいそうです(写真:sakura/PIXTA)
御年92歳を迎えた東京家政大学名誉教授の樋口恵子氏。かつては気鋭の論客として鳴らした樋口氏も、今では同居する娘さんから叱られる毎日だといいます。
そんな樋口氏は、自身が高齢になったいま、成人した子どもとの関係を良好に保つためにどんな工夫をしているのでしょうか。同氏の著書『そうだ! ヒグチさんに聞いてみよう 92歳に学ぶ老いを楽しく生きるコツ』に寄せられたお悩みから、一部を抜粋・編集してお届けします。

大いに「けんか」して笑いあいましょう

50代の娘が、そんなことをしたら危ないとか、お金の使い方や私の友人関係など口うるさく言ってきます。82歳で、まだまだ自立して生活できるのに、自分の言うことに従わせようとするのです。けんかにならないようにするには、どう対応するべきでしょう?

わが家も娘と2人暮らしで、年齢はちょっと私たちのほうが上ですが、同じようなものです。毎日何か叱られてます。

子育ての頃は、私が心配していろいろ言っていたのに、いつの間にか形勢が逆転しています。親として子どもを心配していたのと同じように、ヨタヘロしてきた親を子どもが心配して口うるさく言うのだと思っています。

ですから、深刻にならずに言いたいことを言い、大いにけんかして笑いあいましょう。実の親子ですもの、まして女性同士、それで済みます。しばらくは口をきかないとかいうこともあるかもしれないですけれど、いずれはわかりあえるものです。

同居していれば、毎日のように起こることですから、小さくなっていると、やがては気持ちが縮こまってしまいます。引かずに堂々と考えを伝えましょう。

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樋口 恵子 東京家政大学名誉教授/NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」名誉理事長

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ひぐち けいこ / Keiko Higuchi

一九三二年東京生まれ。東京大学文学部卒業。時事通信社、学研、 キヤノン株式会社を経て評論活動に入る。著書に『老~い、 どん! あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる』『老いの福袋 あっぱれ!ころばぬ先の知恵88』などがある。

 

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