AIの利用に反響、大学生の"勉強方法"詳しい中身 過去問をAIで分析、単語帳を自動生成など

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例えば、「2桁の整数同士のかけ算の問題を100問作って」というような学習課題を生成するのに使うこともできるし、英会話にも便利(生成AIには利用規約に年齢制限があるものが多いので、その点には注意が必要。ChatGPTは13歳以上でアカウントを作成できるが、18歳未満は親または法定後見人の許可が必要)。

追加で息子に他の活用法について聞いてみた。

ほかにもある生成AIを使った勉強方法

・ChatGPTと英語で会話して、その間に自分が間違えた単語、理解していない単語だけをリストアップしてCSVファイル(Excelのような表の基になるデータ)で書き出して単語帳を作る。

・ChatGPTのアドバンスド・ボイス・モードは、英語でも、中国語でも、インドネシア語でも語学の勉強にはとても役に立つ。会話の練習にずっと付き合ってくれるし、人と話す恥ずかしさがない。

・プログラミングの勉強にもおおいに役に立つ。作りたい機能のサンプルプログラムを作らせ、それを動かして確認することができる。

・これは個人では権利的に難しいが、例えば参考書をスキャンして生成AIに読み込ませれば、単に検索可能なだけでなく、曖昧な質問(例えば、○○について説明してほしいとか)も可能なスーパー参考書が作れる。「この範囲から、学習のための問題を作って」という質問も可能。

このように、生成AIは(ビジネスに使えば効果的なのと同様)学習にも非常に役に立つ。

これからは生成AIについて理解し、どのように活用するかも重要
これからは生成AIについて理解し、どのように活用するかも重要(本人撮影)

「レポートを生成AIに書かせるんじゃないか?」とか、「テスト対策を生成AIでやるのか?」とか、そういう近視眼的な話ではなく、深い意味での知識、能力としての知性を身につけるために生成AIをどう使えばいいか? それを工夫できるように生成AIを理解して活用することが、今、学生にも保護者にも必要とされているのである。

村上 タクタ 編集者・ライター

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むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

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