AIの利用に反響、大学生の"勉強方法"詳しい中身 過去問をAIで分析、単語帳を自動生成など
3年生になった今は、生成AIに関する勉強もしているようで、ローカルのMacBook AirでAIを動かして画像解析をする課題なども行っているようだ。
AIの基本的なリクツを理解することも必要
「AIを勉強に使う」ということが話題になってしまったが、そもそも彼にとっては、AIの活用について考えることも勉強のひとつだし、普通の人よりは(自分のパソコンの中でAIを動作させられるぐらいには)AIに詳しいという特殊な条件もある。しかも、日々、英語と中国語での勉強を強いられるし、趣味や旅行などやりたいことも多いので、限られた時間の中で、自分が勉強しているAIを活用しているということだ。
「AIを勉強に活用していいか?」というのは、この30年ほど前に我々の前にあった「コンピュータを勉強に活用していいか?」という課題に似ている。
筆者は、小学生の時に学校でそろばんを習ったが、それよりも中学生の時に小遣いをはたいて買った8ビットパソコンのほうがよほど将来の役に立った。そして、今や学校で、iPadなどを含むコンピュータが学習効果を高めるのは当たり前になっている。生成AIも「どの年齢から」という課題はあるが、そのおおまかな仕組みなども含めて理解しておいたほうが良い。
生成AIが多層のニューラルネットワークを使う「深層学習」という手法を使っていることから理解していけば、ハルシネーション(幻覚)と呼ばれる、生成AI特有の不正確な情報の生成についても理解できるはずだ。理解して使えば、これまでのさまざまなコンピュータアプリケーションやサービスと同様に、便利に使いこなすことができる。
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