ただし、悪用を防ぐために、重要なパスワードを簡単に目に触れるような状態にしておくことは、避けなければなりません。
ちなみに、日本デジタル終活協会の代表理事である伊勢田篤史弁護士は「パソコンやスマートフォンなどの重要なパスワードは、紙に書き記して上から修正テープを貼り、財布や通帳などに挟んでおく」というアナログな方法を推奨されています。
いざというときには、テープを削ればパスワードが見えます。
万が一紙を失くしたら、パスワードを更新しましょう。
最近では「デジタルキーパー」「まも〜れe」など、デジタル終活を支援するサービス(ログインパスワードなどのデジタル遺品の共有や消去)も増えています。
必要であれば、利用を検討する手もあります。
「見られたくないデータ」はどうすればいい?
また、「見られたくないデータ」がある場合、あらかじめ削除しておく、フォルダにパスワードをかけるなどの準備が必要でしょう。
SNSのアカウントは、そのままにしておいても特に問題はないでしょう。
ちなみにFacebookやInstagramのように、本人が亡くなった後に「追悼アカウント」に変更できるSNSもあります。
いずれにしても、相続人が財産の調査を進めるうえで、デジタル遺品の確認が非常に重要な時代になっています。
重要な情報の存在や場所、自分の意向がスムーズに遺族に伝わるよう、事前に備えておきましょう。
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