東急「たまプラ」と小田急「新百合」の共通点は? 実は近い2つの駅、周辺の街並みは異なる表情

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しかしそれは開発途上の姿だったことを、21世紀になって知ることになる。2010年に開業した「たまプラーザテラス」は、駅舎を囲むように建てられたゲートプラザ、西に隣接したリンクプラザ、南側のサウスプラザ、東急SC改め東急百貨店3階部分のノースプラザからなり、景観は一変した。

北口のバス・タクシー乗り場はゲートプラザ地下2階に収まり、南口にも羽田空港行き高速バスなどが発着するロータリーが設けられた。

たまプラーザ駅南口
羽田空港行きバスも乗り入れるたまプラーザ駅南口(筆者撮影)

駅周辺は多摩田園都市のエリアとなる。中でも象徴的なのは北側の美しが丘1〜5丁目で、商店が集まるゾーンを抜けると公園があり、奥には広い道沿いに邸宅が並ぶ。「たまプラ」の愛称とともに注目されてきた理由を教えられる。

たまプラの将来はどうなる?

たまプラーザの最近の動きについて、東急広報グループではこのような説明をしていた。

「2018年に、次世代郊外まちづくりの将来像を具現化した『ドレッセWISEたまプラーザ』を開業しました。居住者以外も利用可能なコワーキングスペースや保育所、学童保育施設などを備えていることが特徴です」

駅開業からまもなく60年ということで、高齢化の問題もある。このテーマについては、今後は子育てのファミリー層を増やしていき、たまプラーザテラスでは多世代が利用しやすい施設にしていくとのことだった。

美しが丘の街並み
たまプラーザ駅北口に広がる美しが丘の街並み(筆者撮影)
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