Teams対応AI翻訳、DeepLが音声市場に進出 上場企業8割導入の実績、音声分野で第三の柱確立へ

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DeepL Voice
DeepLは11月26日、新サービス「DeepL Voice」の日本メディア向け説明会を開いた(筆者撮影)
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ドイツのAI翻訳企業DeepLが、音声翻訳サービス「DeepL Voice」を発表した。2017年の創業以来、高精度な翻訳技術で急成長を遂げてきた同社にとって、音声分野への参入は新たな転換点となる。

DeepLは2023年1月、2つ目の製品としてAI文章作成支援ツール「DeepL Write」をリリース。そして今回の「DeepL Voice」は、同社にとって3つ目の主力製品となる。

ビジネス特化型の2つのサービス

DeepL Voiceは、オンライン会議向けの「Voice for Meetings」と、対面での会話を支援する「Voice for Conversations」の2つで構成される。いずれも法人契約者向けの提供で、料金は個別の相対契約となる。DeepLは個人向けの提供予定はないことを明確にしており、ビジネスユースに特化した展開を進める方針だ。

「Voice for Meetings」は、オンライン会議での多言語コミュニケーションを実現するツールだ。参加者は自分の母国語で発言でき、ほかの参加者はリアルタイムで翻訳されたキャプションを見ることができる。

Voice for Meetings
新サービスの「Voice for Meetings」はオンライン会議ツールMicrosoft Teamsの横に表示される翻訳ツールだ(筆者撮影)
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