「レクサス」を買っているのはどんな人なのか? LBX/UX/NX/RX/IS/ES購入者1821人を分析
「若々しい」に関しては、自動車メーカー各社が若年層の取り込みを課題とする中、レクサスも“例に漏れず”といったところか。その中にあって、NXが約12%と少し高くなっているのは、今後の希望と見ることができそうだ。
最後は、レクサス購入者をより立体的にとらえるために、消費者のマインドである「クルマに対する価値観」の結果を紹介する。まずは「多少無理をしても、気に入ったクルマを選ぶ」かどうかについて。
もっとも「あてはまる」と回答した人が多いのはRXであり、5割弱に達する。一方で少なかったのは、LBXとUXの約2割。「知名度が高く安心できるブランドを選ぶ」の問いには、RXオーナーの半数近くが「あてはまる」と回答していた。
これらより、RXオーナーはレクサスの“ブランド力”を高く評価しており、中でもRXという上級車種に憧れを持って購入したことがわかる。
その一方で、売れ筋のセグメントであるコンパクト~ミドルサイズSUVであるUXやNXでは、「あてはまる」がいずれの項目においてもそこまで高くない。
各社が主力モデルを投入する主戦場だけに、「この次もレクサスがほしい」というオーナーを生み出せるかが、顧客維持のキーになる。レクサスは、そのあたりを見越してUXよりもエントリーしやすいLBXをデビューさせたのであろう。
EVシフト減速の中でレクサスの存在感は?
今回はレクサス6モデルを取り上げ、ブランド内での車種別比較を行った。結果は、モデルにより大きく異なったが、プレミアムコンパクトSUVとして新登場したLBXには、レクサスの新たな一面を引き出していきそうな期待感が感じられた。
現在のレクサスは、「アルファード エグゼクティブラウンジ」を超えるラグジュアリーミニバンの「LM」が好調であるし、発売が延期されていた「GX」の登場も控えている。
ヨーロッパのラグジュアリーブランドがEVの勢いを失っている中、ハイブリッドを主流に置くレクサスの存在感は、ますます高まるのではないだろうか。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら