EVバスでは一般車両を規制できないため、スバルラインにLRTの軌道を敷設して、緊急時を除きマイカーや大型バスが乗り入れないようにすることで来訪者コントロールを実現したいと県は考えている。長野県の上高地のようにマイカー規制と観光バス規制を行っている道路もあるが、「富士スバルラインは現行の法規制では現状以上の規制強化が難しい」というのが県の言い分だ。
LRTには技術的な課題が多く、EVバスでは来訪者コントロールができない。最適解はあるのか。県が探っているなかで新たに浮上したのが、ART(Autonomous Rail Rapid Transit)という新たな交通モードである。
その仕組みについては高木聡氏の2024年2月24日付記事(『LRTか、それともバスか?中国製「ART」とは何者か』)に詳しいが、一言で表せばLRTとバスの性格を併せ持つ交通手段。見かけはLRTだが、鉄輪で軌道上を走るのではなく、ゴムタイヤで道路上を走る。日本でもよく見かける連節バスがLRTの形をしているといえばわかりやすいだろうか。
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