見て触ってビックリ!新型iPhoneの衝撃進化 やはりアップルの「主役」はiPhoneだ

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3D Touchは、SiriやTouch IDなどのこれまでセカンドモデルのiPhoneに搭載されてきた新しいインターフェイスのように、必ず覚えなければならない操作方法ではない。実際のところ、一切使わなくてもこれまでどおりiPhoneを快適に利用できるはずだ。

しかしひとたび3D Touchの使い方を覚えると、目的に対して1ステップずつ操作を減らすことができ、心地よく快適な操作が可能となる。

押しつけではなく、自然な習得の中で、人々をiPhoneから離れられない「指」へと変えていく、そんなすごみのある新機能が、3D Touchの正体と言える。ここに、iPhoneが人々を持続的に魅了する方法論を、垣間見ることができるのだ。

前作とデザインが変わらないiPhone 6sだが、アルミニウムもガラスも、素材が変更されている。より硬度の高い7000シリーズのアルミニウムと、丈夫なIon-Xガラスの組み合わせは、Apple Watch Sportのそれと共通している。

合わせたのは素材だけではない。今回同時に発表されたApple Watch Sportには、iPhone 6sと同じカラーバリエーションになるよう、ゴールドと、ローズゴールドが追加された。

完璧なコーディネートが可能に

これにより、Apple Watch Sportのユーザーは、自分が持っているiPhoneの色とApple Watchの色を完璧にコーディネートすることができるようになったのだ。

Apple Watch自体が、iPhoneを前提としたウェアラブルデバイスであることから、カラーコーディネートができてしかるべきプロダクトではあったが、スマートフォンとウェアラブルデバイスを、素材感から色味まで統一させることができるのは初めての事例ではないだろうか。

Apple Watchの新色については別の原稿に譲るが、ゴールド、ローズゴールドともに、控えめに光るよい雰囲気を醸し出しており、人気を博しそうだ。

Apple Watchのローズゴールドに合わせたいから、とiPhone 6sのローズゴールドを選ぶ顧客が出てくれば、Apple Watchがきちんとその役割、すなわちiPhoneを使う理由を強化することを、果たしてくれることになるだろう。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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